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NEWS

2022.09.16ペアリング

ワインと旬の食材のペアリング「オバロ・ブランコ」

~ワインに料理があるとさらに華やかに~
日常の食卓を彩るペアリングをプロのソムリエが指南します

 

ワインと旬の食材のペアリング


旨味たっぷり秋の味覚に万能マリアージュ

登場者案内

良川 雅子
JSA認定ワインエキスパートエクセレンス取得、スペイン語通訳案内士
プロフィール:
ワインの輸入・マーケティングやプロモーションなどを担当
櫻井 一都 氏
大井町「ロスビノス」
オーナーソムリエ
プロフィール:
東京・日本橋「レストラン・サンパウ」シェフソムリエを経て、渡西。ICEX(スペイン貿易庁)・スペイン大使館経済商務部主催「スペインワインコンテスト2007優勝」カバ功労騎士叙任

今回のおすすめワイン

オバロ・ブランコ

【商品説明】:白い花、オレンジブロッサム、ウイキョウや柑橘系の凝縮感のある香りにほのかにトロピカルフルーツも。酸味と樽由来の風味がバランスよく口の中でなめらかに広がり余韻も長くフレッシュなエンドが心地よい。

生産者:ボデガス・オバロ/Bodegas Obalo
生産地:スペイン/DOCaリオハ
タイプ:白ワイン
セパージュ:ビウラ100%
熟成:フレンチオーク新樽発酵、シュールリー5ヵ月。

(参考)
★ぺニンガイド90(2019vt)

食欲の秋にはワイン単体で飲むよりも食事やおつまみに合うワインを楽しみたい、万能系ワインを選びました。幅が広いのでその時の気分や旬の食材で、和食・洋食・中華、どんなスタイルにも寄り添ってくれる許容量の広い白ワインをご紹介します!


〜テイスティング〜

輝きがあり、透明感のある、グリーンがかったレモンイエロー。スッキリとした爽やかな印象です。第一印象は穏やかで、やや熟したリンゴや洋梨、ほんのりとパイナップルなどのトロピカルフルーツ、ハチミツや花の蜜、時間と共にフェンネルなどのハーブ感やヴァニラなどのニュアンスも。上品且つやや複雑なアロマが漂います。


徐々に複雑な香りの要素がでてきますよね。フルーツに花にハーブにほのかに樽由来のヴァニラの香り。フレッシュで若い印象もありながら色んな要素を携えていて魅力的です。


味わいはさっぱりとしてドライな口当たりです。酸と果実味のバランスが良く、中盤から心地良い収斂味とほろ苦さが表れ、アフターにふくよかなミネラル感を伴った旨味とカラメル調のフレーバーが口中に長く漂います。


この酸が全体を通して核となっていて飲み飽きしない、アフターのミネラル感と品種の個性ならではのほろ苦さと一体となって上品なワインだと思います。スペイン北部リオハは赤ワインで有名ですがこういう白ワインもあるのだなと、魅せてくれます。実はこれはリクエストして生産者に造ってもらった新商品の白なのですがこちらの無茶ぶりに3年越しに応えてくれた思い出深いワインです。(※詳細はサイドストーリーVol.3を参照ください☆)冷涼な場所で造られる緻密な酸とは料理も幅広く合わせられると思います。


〜どんな料理に合わせたい?〜

和食といえばやはり天ぷら。キスなど白身魚、エビ、シシトウ、天ぷらやさんにでてくる一通りの食材をこれ一本で通せますね。どうしても油で重くなりがちな口の中を酸味と優しい泡が優しく包んでくれるような感じです。お仕着せがましくないおしとやかな女性のようです(笑)。天ぷらの出汁にも合う旨味のカバに大根が相まって良い主張をしてくれています。大根で思い出しましたが秋の味覚、サンマを大根と醤油であわせてもこういう旨味のカバは寄り添うのでは♪


イチジクや柿、葡萄などの秋の果物、甘旨味のある旬の果物はそのままでも美味しいのですが、ひと手間加えるとカバと良いマリアージュの1品になります。イチジクの生ハム巻きやイチジクとクリームチーズのカナッペ、柿と大根のサラダ、焼き柿バルサミコマリネなど。生ハムの脂身はそれだけでもカバによいし、イチジクと生ハムとの相性は良いのでさらにそこにチーズなども使うと泡で贅沢なパズルの完成!という具合です。


さすが上級者な果物合わせですね!フルーツにクリームチーズをいれることでよりリッチな立体感とクリーミーな泡の質感とでゴージャスに楽しめます。生ハム買ってこなきゃ♪


涼しくなった秋の夜には、熟成感のある旨味たっぷりのカバでスタートが定番。家での食卓にこのカバ1本で前菜~メイン、デザートまで通しても◎。和食、フレンチ、様々なシーンで活躍する万能カバです。
冷やしてスタートすると、よりフレッシュ感が味わえ、時間と共に少しずつ温度が上がってくると、コクやまろやかさが出てきて、より深い味わいが楽しめます。少し大ぶりなシャンパングラスから白ワイングラスがおすすめです。


ちなみに「マーレ」とはカタルーニャ語で「母」です。創立者の母(現会長の母)へ敬意を表して造られたカバで、母の生年がラベルにも書かれてあります。偉大なる母、へは長期熟成のグランレセルバを造ろうというジロリボのアイコンカバと思います。是非お試しください☆



今回のおすすめワイン

オバロ・ブランコ

【商品説明】:白い花、オレンジブロッサム、ウイキョウや柑橘系の凝縮感のある香りにほのかにトロピカルフルーツも。酸味と樽由来の風味がバランスよく口の中でなめらかに広がり余韻も長くフレッシュなエンドが心地よい。

生産者:ボデガス・オバロ/Bodegas Obalo
生産地:スペイン/DOCaリオハ
タイプ:白ワイン
セパージュ:ビウラ100%
熟成:フレンチオーク新樽発酵、シュールリー5ヵ月。

(参考)
★ぺニンガイド90(2019vt)

ご購入はこちら

生産者紹介

【グループが手がける新プロジェクト。モダンリオハ。】
ボデガス・オバロ Bodegas Obalo

【生産者説明】ボデガス・オバロは2006年設立、ナイアやドミニオ・デ・アタウタなどスペインの有名ワイナリーを所有するアバンテセレクタグループのリオハで展開するワイナリー。標高400~700メートルの粘土石灰質土壌でシエラ・カンタブリアの傾斜に位置する42haの畑から造られます。サンビセンテ・ソンシエラやサマニエゴなどリオハの中でも有数の銘醸地に隣接しており、アバロ村にあることからワイナリーの名前の由来となっています。シエラ・カンタブリアの恵みを受け地中海性気候の理想的な環境のもと、伝統を尊重しながらモダンなワインに仕上げています。 ワイナリーの生産本数は年間30万本。醸造家のフアンカルロス・マルティネス氏はリオハのアロ出身で2015年にアバンテセレクタグループに。自身の30年のキャリアをリベラデルドゥエロやトロで過ごし、またベガシシリアグループのアリオンで5年の経験をもつベテラン醸造家です。樹齢40年の標高650M、20の区画から良質のビウラを選び、樽発酵することでビウラの複雑さを表現しました。そして全体的にはリオハの冷涼な地のフレッシュさを求めてついに待望の白ワインがリリースされました。初回生産量は5,980本と貴重なワインです。
ワインサイドストーリーVol.03 ~オバロ編~ 公開中
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