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NEWS

2023.02.04ペアリング

ワインと旬の食材のペアリング「アバディア・セレクシオン・エスペシアル」

~ワインに料理があるとさらに華やかに~
日常の食卓を彩るペアリングをプロのソムリエが指南します

 

ワインと旬の食材のペアリング


「今世紀最大の発見のひとつ」と言わしめたスーパースパニッシュ

登場者案内

良川 雅子
JSA認定ワインエキスパートエクセレンス取得、スペイン語通訳案内士
プロフィール:
ワインの輸入・マーケティングやプロモーションなどを担当
櫻井 一都 氏
大井町「ロスビノス」
オーナーソムリエ
プロフィール:
東京・日本橋「レストラン・サンパウ」シェフソムリエを経て、渡西。ICEX(スペイン貿易庁)・スペイン大使館経済商務部主催「スペインワインコンテスト2007優勝」カバ功労騎士叙任

今回のご紹介のワイン

アバディア・レトゥエルタ セレクシオン・エスペシアル

【商品説明】:レッドカラント、チェリー、ラズベリーなど赤い果実主体にオークがバランスよく溶け込み、杉やユーカリのフレッシュな香りも。序盤からスムーズでリッチなブーケが広がり、洗練されたタンニン、アルコールと酸との絶妙なバランスを奏でながら複雑に調和しゆっくりと心地よく口の中を広がっていく。

生産者:アバディア・レテュエルタ
生産地:スペイン/カスティーリャ・イ・レオン/サルドン・デ・ドゥエロ
タイプ:赤
格付:V.T.カスティーリャ・イ・レオン
セパージュ:テンプラニーリョ75%、シラー9%、カベルネソーヴィニヨン12%、メルロー3%、プティヴェルド1%
醸造:アメリカン&フレンチオークで13か月


冬はイベントが多いのでクリスマス、お正月、バレンタインやハレの日に、そしてギフト使いにも重宝する「天使」のエチケットの赤ワインを選んでみました。スペインのハイクオリティワインとしておめでたい日にこういうワインをゆっくり楽しんでもらえればと思います。

〜テイスティング〜

外観はほんのりとエッジに紫がかった濃いめのルビー。ディスク、粘性もしっかりあり、とても濃縮感のある印象です。香りは若々しく主張のある力強いアロマ。熟したプラムやブルーベリージャムなどの濃縮された黒系果実を中心に、ほんのり甘めのシガーや甘草、シナモンやクローヴ調のスパイス、燻炭などのスモーキーさが複雑且つふくよかに広がっていきます。


香りから「おお~!」と毛色の違う、そしてちょっとリッチな雰囲気が広がります。


口当たりはソフトでシルキー。そこから一気にフルーツ爆弾のようなインパクトのある構成が広がっていきます。濃縮された果実味、支える骨太の酸、力強いタンニンが層となり、段階を踏んで口中で表現されていきます。余韻にボリューム感とドライフルーツ調のフレーバーが長めに心地良く漂います。しっかりと分かりやすく起承転結された、満足度が高く、飲み応えのある味わいです。


起承転結!いいですね~使わせてもらいます(笑)折り目正しく、順序だてられたストーリーがこの味わいの中に醸し出されるのはやはりワイナリーの世界観なのでしょうか。スーパースパニッシュとして脚光を浴び、今も進化を続けつつ彼らの哲学・伝統を重んじるアバディア・レトュエルタという生産者のクオリティをまさに体現していると思います。


〜どんな料理に合わせたい?〜

冬の牛は脂肪をため込み、上質な肉質が生まれます。リブロース、サーロイン、肩ロースなど、しゃぶしゃぶやステーキ、すき焼き、煮込みなどはもちろん、冬野菜を付け合わせに添えた、香ばしく焼いたグリルや炭火焼など、ワインのしっかりと濃縮された果実に、力強いタンニン、スモーキーなフレーバーなどと完璧なマリアージュを楽しめるでしょう。間違いありませんね。


まさに、完成度が高いので上質の肉質と合わせると完璧ですね。炭火焼肉の香ばしさも食欲をそそります。現地ではラム、仔羊をよく食しますしご馳走料理にもってこいのワインですね。


鰹のタタキやブリの照り焼きなど血合いの魚でもいけそうです。


ビーフシチューや赤ワイン煮込みも間違いないですしね。


中華だと角煮やパイコー黒酢煮込みもいいですよ。豚肉の甘み、黒酢の酸味にスパイスがあわさりワインを飲むと全ての要素が一体化し調和します。


和食、中華、フレンチ、鉄板焼き、焼肉・・・色んなシーンで試したくなります。


メイン料理に合わせてゆっくりと。フランスワイン好きの方には特に試していただきたいですね(笑)。豪華にソムリエさんにデキャンタージュをしていただくのもおすすめです。ワイン好きな人と、ここ一番という時に楽しみたいフルボディで上質なワインです。


ここぞという、やはりハレの日というか、何かきっかけがあると盛り上がりますね。もちろん何もない日でも喜んで開けますが(笑)


常温で大ぶりの赤ワイングラスで楽しみたいです。まだまだ若々しいので2~3時間前の開栓も良いし、多人数で楽しむなら一度デキャンタに移してから1~2時間後あたりにグラスに注いで楽しんでみましょう。きっとグラスの中から上品なアロマ立ち上ってくることでしょう。


ゆっくりと、この上質のワインのポテンシャルを味わってもらえればと思います。「天使」がほほ笑んでくれるはずです・・。



今回のご紹介のワイン

アバディア・レトゥエルタ セレクシオン・エスペシアル

【商品説明】:レッドカラント、チェリー、ラズベリーなど赤い果実主体にオークがバランスよく溶け込み、杉やユーカリのフレッシュな香りも。序盤からスムーズでリッチなブーケが広がり、洗練されたタンニン、アルコールと酸との絶妙なバランスを奏でながら複雑に調和しゆっくりと心地よく口の中を広がっていく。

生産者:アバディア・レテュエルタ
生産地:スペイン/カスティーリャ・イ・レオン/サルドン・デ・ドゥエロ
タイプ:赤
格付:V.T.カスティーリャ・イ・レオン
セパージュ:テンプラニーリョ75%、シラー9%、カベルネソーヴィニヨン12%、メルロー3%、プティヴェルド1%
醸造:アメリカン&フレンチオークで13か月

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生産者紹介

ロバート・パーカー氏絶賛「今世紀最大の発見のひとつ」スーパースパニッシュワイン
アバディア・レトゥエルタ Abadia Retuerta

【生産者説明】アバディア・レトゥエルタは、リベラ・デル・ドゥエロに属すワイナリーですが、ブドウ畑の一部が原産地呼称(DO)に認定されていないサルドン・デ・ドゥエロ村にあるため、格付けはビノ・デ・ラ・ティエラ(地酒ワイン)になっています。その代わり、DOの規制に縛られることなく、自由な発想でバラエティー豊かな商品を展開しています。ロバート・パーカー氏からも90点以上の評価をされ、「今世紀最大の発見の一つ」とまで言わしめた実力を誇ります。また、畑はかの有名なボデガス・ベガ・シシリアに隣接しており、非常に恵まれた場所に位置し、上質なワインが生み出されています。