「ケーニッヒ・リースリング・トラディション2021」
ドメーヌ ウィリ ギッセルブレッシュトゥ/フランス/AOPアルザス/白ワイン/750ml/1本

アルザス地方でコーシャ*市場にワインを提供している最も古いブランドの1つ
ドメーヌ ウィリ ギッセルブレッシュトゥ

 

 

ギッセルブレヒト家は17世紀からアルザスでワインを生産しています。現在彼らはダンバッハ・ラ・ヴィルとその周辺の最高の場所に17ヘクタールの葡萄園を所有しています。彼らは最高の区画が売りに出されるまで辛抱強く待ち続け、グラン・クリュ・フランクシュタインを筆頭に最高の区画を手に入れました。ダンバッハ・ラ・ヴィルの村は有名なワインロード・ダルザスの真ん中に位置しています。
醸造は長年の経験に基づくアルザスの伝統的なスタイルに従いつつ、最新の方法も取り入れています。発酵には木製のタンク、温度制御されたステンレスタンクとセメントタンクを巧みに使い分けています。低温制御しながらワインが最高の個性を表現するように、土壌と下層土の特徴を最大限に抽出する為に発酵は可能な限りゆっくりと行われます。澱引きの際もほとんど動かさず、沈殿物が自然に堆積するようにしています。瓶詰後、ワインはゆっくりと成熟するように地下のセラーで少なくとも約1年は寝かせています。
彼らの哲学はワインの品質と個性を保証することであり、野心は革新を起こし、創造し、そしてあえて新しい方法を試すことです。

*コーシャ（Kosher、コシェル、カシュルートとも言います。）とは
ヘブライ語で「適正な」という意味で、主に旧約聖書に基づいた「ユダヤ教の食事規則」のことです。欧米では、コーシャ認証を受けた食品は、安全・安心な食品として信頼されています。
認証の取得に際しては、ユダヤ教のコーシャ認証資格を持ったラビ（ユダヤ教の宗教的指導者）が、原材料、製造過程を実際に確認します。
細かく様々な規定がありますが、代表的なものでは
（1）禁じられた動物を食べてはならない
（2）肉と乳製品を一緒にしてはならない。同時に食べてはならず、食器や調理用具も肉用と乳製品用に分ける
（3）肉はコーシャ処理（ラビが自らユダヤ教の宗教規定に従って食肉処理・解体する）をしなければならない
また、ユダヤ教が「人を大事にする宗教」である以上、化学物質の混入にも厳しく取り締まります。
これらを定期的な検査（抜き打ち含む）で徹底的に審査されています。
近年では国内でも日本酒や調味料などをコーシャの認証を取得し輸出するメーカーも増えています。

エグゼクティブディレクタークロード・ギッセルブレヒト氏(画像左)
我々はアルザスでコーシャ認証ワインを造るワイナリーの一つで、様々な種類のコーシャワインを取り扱っています。コーシャワインはその基準の厳しさからヴィーガンとしても認証されています。 コーシャ認証ワインはユダヤのコミュニティ向けに販売することが多いので、日本向けの商品には認証はとっておりません。しかし、もちろんヴィーガンの基準はクリアする過程とクオリティを有しています。